本江 嘉将｜Yoshimasa Motoe

地域経済を下支えする中小企業の支援に注力する中で気づいたこと

私は、弁護士となって以来、地元である福岡の企業経営者の方々と関係を築いて、気づいたことがあります。
それは、どの企業の経営者にも相談できない「孤独」があること。従業員や家族にも言えないような経営上の悩みを「孤独に」抱えていることです。

経営上の悩みと言っても、おカネの問題や人の問題を中心に幅広く生起するもの。その中には、ご相談いただいて30分程で立ちどころに解決できるものもあれば、答えが出せずに一緒に悩んでしまうようなご相談もありました。

しかし実は『問題』や『悩み』とは、必ず「解決」しなければならないというわけではありません。

問題によっては、「話せる相手がいる」だけでもいいのです。つまり、誰かに相談することそれ自体が問題との向き合い方として100点、
ということがあります。例えば、相談後に経営者のメンタルが安定すれば、問題が解決していなくても余り気にする必要はなかったりするわけです。

問題解決のプロフェッショナルとして

とはいえ、私達弁護士は問題解決のプロです。問題として相談されれば、解決策をいくつか提示することは当然です。

問題や悩みの一つ一つをお聞きし、切り口を考え、選択できるように説明する。仮に解決に至らなくても、「経営上の障害」ではない状態まで持っていく。それによって、その企業の経営を安定させることに寄与することが使命です。

また、色々な悩みを共有しやすい存在になるために研鑽することが必要です。その一つとして税理士会登録をし、メンタル心理カウンセラーの資格を取り、経営者からパートナーと言っていただけるよう努力を惜しみません。

企業の顧問弁護士に求められるのは、「パートナー」という役割です。

私たちは「パートナー」として信頼されることで、企業の推進力を後押しし、初めて顧問弁護士として役に立つことができます。そうして地域経済を安定させる、地域社会をより良くしていくことに繋がる。こう確信して、一つ一つの案件（必ずしも顧問先企業の案件ばかりではありませんが。）に取り組んでいます。

現在取り組んでいる活動

昨今、様々な企業様からハラスメントや労務問題の社内研修・セミナーのご依頼を受けることが多くなりました。
専門的な知識を机上のものとせず、実際の企業活動に役立てることを意識し、労務環境の変動に経営側がキャッチアップするお手伝いをすることで、法令に違反しない、というだけではなく、更に一歩進んで、人材不足という問題解決につながるようにご支援をしていきたいと思っています。

また、当然かもしれませんが、訴訟や交渉での『強さ』は、弁護士にとって非常に重要です。経営者の気持ちに寄り添い、社会全体のより良い未来を実現する手段として事件を解決していくことが、私達の社会貢献でもあります。

私は過去には交通事故事案にも数多く取り組んだ時期があり、離婚事件や建築訴訟など、様々な事案を経験してきました。様々な訴訟を経験したことで、労務限定ではなく、企業経営者の悩みをお聞きし、解決の指標をお示しすることができます。

近時、労務問題・企業法務と同じように力を入れているのが相続問題です。少子高齢化社会において、生前対策や故人の遺志を踏まえた相続の実現は、世代のギャップを超えた課題であり、将来世代に社会を『継承』していく地道な作業と考えています。
勿論、地域企業の存続とも密接な関係がある問題です。相続に絡む法律、相続税法や信託法などを踏まえ、円滑な財産承継のための様々な知恵を実務に活かして参ります。

福岡の天神・博多の街を拠点に展開

プライベートでは、毎年７月、福岡・博多の無形文化財、博多祇園山笠に、中洲流として参加させていただき、博多の街から元気をもらっています。

他にも音楽鑑賞、ゴルフ、ラグビー観戦が趣味です。

 

弁護士本江がココナラ法律相談のインタビューを受けました！
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